【兵庫】伊丹市の名所「昆陽池」の歴史

今では、空港があることから関西の玄関口としてよく知られている兵庫県伊丹市。伊丹市には、中央に日本列島のような形をした島が浮かぶ昆陽池があります。

野鳥が多く生息していて、白鳥やカモ、白鷺などの鳥たちを気軽に見れるスポットです。そんな昆陽池の歴史は古く、奈良時代までさかのぼります。

昆陽池の歴史

奈良時代には、水害に苦しめられていた伊丹市。そんな伊丹市にやってきたのが僧侶である行基です。行基は、東大寺建設の責任者であったり、兵庫の観光地である有馬温泉を発見したといわれています。

行基は様々な功績が認められて、朝廷から仏教の中での最高位である大僧正という称号を与えられました。水害を収めるために行基が考えたのが、昆陽池を作るということです。治水のために作られたのが現在の昆陽池になります。

行基の功績を讃えて、伊丹の街には行基に由来するものが多くあります。地名にも行基町と行基の名前が入っていたり、行基が伊丹市に建てた昆陽寺もあるのです。伊丹市内の小中学校に通う学生は、行基についての授業を受けます。また、市内の小学校低学年の遠足といったら、必ず昆陽池になります。

 

昆陽池の特徴(大きさ・形)

現在の昆陽池の大きさは27.8ヘクタールです、しかし、現在の大きさは昔の昆陽池の3分の2程度しかありません。現在の昆陽池は昆陽池公園となり、敷地内には昆虫館やレストランなどが入っているスワンホールといった建物が建てられています。

昆陽池の最大の特徴は、池の真ん中に浮かぶ日本列島の形をした島です。この島は、地上から見てもどんな形をしているかわからないのですが、上空から見るとはっきりと分かります。

伊丹空港から飛び立つ飛行機や空港に来る飛行機の窓から見ることができます。知らない人が見ると、ちょっと驚くかもしれません。飛行機に乗る機会がないのであれば、googleマップの衛星写真から確認することができます。

 

今なお、昆陽池は地元住民から愛されている憩いの場

現在は、地元住民が広場として利用していたり、野鳥を観察したりと親しまれています。伊丹市の名所の一つである昆陽池には、歴史が詰まっています。水害から人を守るための池が今では憩いの場として愛されています。

昆陽池は、野鳥や自然を感じることのできる場所です。もし、訪れることがあるのであれば、パンを持っていくと楽しめますよ。

パンに様々な鳥たちが群がって間近で観察することができるのです。昆陽池は古くから有名で、百人一首の歌を詠んだ藤原定家も昆陽池にまつわる漢文を残しています。