突然ですが、日本の国家の歌詞を思い出してみてください。
「さざれ石」これが京都の下鴨神社に実在するってご存知でしたか?京都市左京区にある、正式名称「賀茂御祖神社」こと通称下鴨神社は、京都を縦断する高野川と賀茂川の合流地点の少し上に位置しています。
世界遺産にも登録されている下鴨神社全域ですが、その入り口に構える糺の森は「源氏物語」や「枕草子」にも謳われるほど、雄大で神秘的な癒しの空間です。
この糺の森から下鴨神社へ至る参道に、さざれ石は設置されています。
下鴨神社は京都最強のパワースポットがあることで有名
京都の神社で縁結びスポットといえば、貴船神社、八坂神社なども有名ですが、ここ下鴨神社も絶対に参拝してほしいスポット。
本殿への参道の途中にある、「相生社(あいおいのやしろ)」は京都最強のパワースポットともいわれています。
ご祭神は宇宙の生成力を神格化したといわれる「産霊神(むすびのかみ)」で、古代からの縁結びの神様なんです。また、お社の隣に祭られているご神木は「連理の賢木(れんりのさかき)」と呼ばれ、2本の個別に生えている木が途中から繋がって一本の木になっています。
まさに縁結びの神様のお力を体現化したような姿ですね。なんと、このご神木、不思議なことに年がたって枯れてしまうと必ず糺の森のどこかに跡継ぎの木が生まれてくるそうです。
相生社で決められている作法とは?
さて、この相生社のご参拝には決められたお作法があります。まず相生社へのご参拝前に、賀茂御祖神社本殿へ参拝しましょう。
ここに祭られているのは東殿・玉依姫命 (たまよりひめのみこと)と西殿・賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)です。糺の森から境内の本殿まではまっすぐ一直線なので、迷うことなく参拝できます。
自分の干支ごとにお社がありますから、案内に従ってお参りしましょう。ちなみに境内にある御手洗社の水は聖水で、飲料が可能な時期もあります。
本殿への参拝が終わったら、相生社への参拝が可能になります。お参りするだけでも十分ですが、絵馬の奉納をするのがおすすめです。
お社の隣の授与所で初穂料500円を収め、絵馬をいただきます。なんと嬉しいご配慮なことに、この絵馬、目隠しシールがついてきます。絵馬の準備ができたら、相生社の正面へ向かいます。
お社の両側に石の道がありますので、男性は左回りに、女性は右回りに3回、願いや相手のことを思いながら回ります。3週目の途中で願いが成就するように祈りを込めながらしっかり結んで奉納しましょう。
奉納が終わったら、相生社の正面に戻り、二礼二拍手一礼にて祈願します。そして最後にご神木から伸びた「御生曳(あれびき)の綱」を2回引きましょう。結び付けられている鈴が鳴って可愛らしいですよ。
ご神木にもお参りしたらこれにて終了です。
実際に参拝して得られる効果は!?
他にも万葉集からうたを引用したおみくじ、ちりめんでできたお守りなど、とっても愛らしい縁起物がたくさんありますので、そちらもぜひみてくださいね。
ちなみに効果のほどですが、参拝前は破滅寸前だった彼氏との仲が、参拝後にはすっかり修復できました。おみくじも非常に的を射た内容でドキッとしました。
とっても頼りになるあたたかい神様ですので、京都にお立ち寄りの際はぜひ参拝してみてください!