大阪の歴史観光なら「適塾」がオススメ!建物内から見える偉人たちと塾の歴史

大阪の街はグルメや観光施設が充実していますが、歴史も古く残っている場所もあります。その中でも大阪市中央区の北浜には、適塾という多くの門下生を輩出した蘭学の私塾があります。

適塾とは?

適塾の正式名称は「適々斎塾(てきてきさいじゅく)」と言い、緒方洪庵の号の「適々斎」から由来して付けられた名前です。

1838年に 洪庵が現在の大阪市中央区にある瓦町三丁目である津村東之町に蘭学塾を開いたのが始まりとされています。1845年に現在残っている土地に移転されました。

適塾が開塾されて以来、約三千人の入門生がこの適塾に入門しています。中には慶應義塾の創設者でもある福沢諭吉や、漫画家でもあり手塚治虫の曽祖父でもある手塚良仙が門下生として入門しています。

1868年にはこの適塾が閉鎖され、現在この建物などは大阪大学が管理しています。

 

適塾の見所について

適塾は今でも比較的綺麗な形で保存されており、歴史の古い建物がそのまま残されています。1階は広い畳の教室があり、障子の向こう側には小さな中庭が広がっています。植えられている木々は今でも残っており、当時の面影を見る事が出来ます。

2階へ登る小さな階段はかなりの傾斜があり、昔の家屋の形が見て取れます。上へ登ると塾に住み込みしていた塾生たちが寝ていた大広間があります。

この場所に一人畳一枚分のスペースが与えられ、勉強や寝起きをしていました。また、成績が優秀な人から順番に場所を選べたため、部屋の隅や出入り口付近から埋まっていったそうです。

適塾の資料なども多く残っており、展示を見ながら適塾の中を見て回る事が出来ます。

 

アクセス方法や料金などについて

公共交通機関を利用する方は、地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅から徒歩5分です。

阪急電車を利用する際は淀屋橋駅または北浜駅より徒歩5分の距離にあります。開館時間は午前10時から午後4時までなっており、月曜日・祝日・年末年始はお休みとなっています。

参観料は一般が260円、高校生または大学生が140円、中学生以下は無料となっています。

ただし、大阪大学の学生や身体障がい者の方であれば学生証や手帳の提示で無料となります。団体の方は20名以上で適用され、一般が140円、高校生・大学生などが80円と通常料金から割引されます。

団体見学の場合は、適塾のホームページより注意事項をご確認の上、電話による事前お申し込みが必要となります。

多くの塾生がこの地で学び、学者や医者として地域や社会に貢献しました。古くからある建物だけではなく、適塾の現代の日本における歴史的な意義はとても大きいものです。この機会に是非一度、適塾に訪れてみてはいかがでしょうか。