古都奈良の斑鳩、世界最古の木造建築「法隆寺」の魅力とは?

みなさんは奈良と言えば何を思い浮かべるでしょうか。平城京、奈良公園のシカ、東大寺の大仏など奈良には魅力がいっぱいですね。その中でも今日は奈良の中心部からは離れた、斑鳩という閑静な地域にある法隆寺について解説したいと思います。

法隆寺の歴史

法隆寺と言うお寺は皆さん一度は耳にしたことがある名前だと思います。中学校や高校の修学旅行で訪れた方も多いと思います。そして、これから奈良観光に行かれる方もこれを読めばもっと法隆寺を楽しむことができますよ。

まず法隆寺の歴史について解説したいと思います。法隆寺の創建ははっきりした年は分かっていませんが、古文書や仏像の一部に記された記録によると、607年(飛鳥時代)の創建であるとされています。

この頃の日本は仏教が伝わったばかりのころで、日本が他のアジアの地域に引けをとらない国家へと成長をしようとする最中でした。

そのため、大陸で広まっていた仏教を受け入れ、巨大な寺院が造られるようになりました。この法隆寺は聖徳太子がその父である用命天皇のために創建したと伝えられています。

法隆寺は日本に仏教が広まり始めた頃に創建された寺院です。そのため、日本仏教黎明期の古い形式で建立され、古代の姿を現在に伝えるまさに生き証人なのです。

ちなみに、寺院の建物の配置や構造のことを「伽藍配置」と呼び、法隆寺は門から向かって右側に金堂、左側に五重塔、その奥に講堂を設けるといった伽藍配置となっており、これを法隆寺式伽藍配置とよびます。

普段気に留めないようなところにも目を向けて見ると新たな発見がありますね。

 

世界最古の木造建築

そして法隆寺の誇るべき点といえば、世界最古の木造建築であるという点に尽きるでしょう。約1400年もの間奈良斑鳩の地に建ち続け、その歴史を見ていると考えると感慨深い気持ちになりますね。

あなたの見ている法隆寺と同じ風景を聖徳太子や当時の飛鳥の人々も見ていたかもしれません。そんな歴史のロマンを感じることが出来るのも法隆寺の魅力のひとつですね。

 

法隆寺は実は再建された建造物ではないか!?と物議になっている

魅力たっぷりの法隆寺ですが、専門家の中で法隆寺を巡る論争が起きていたことをご存知ですか。実は法隆寺は一度火災で焼け落ち、再建されていたのではないかという説が流れました。

これを「法隆寺再建・非再建論争」と呼び、お互いの専門家同士、文字通り火花を散らすような大論争が繰り広げられました。結局、この論争は最近まで長引いて現在も多くの謎が残っており今後の研究に期待です。

いかがでしたか。古代のロマンを感じる法隆寺ですが多くの謎も残っているお寺です。なにはともあれ、これからも日本の未来を奈良の地から見つめてくれることでしょう。