京都で最も紅葉の美しいお寺のひとつである東福寺!

JR東海「そうだ京都行こう!」のキャッチコピー『六百年前桜を全部切り取りました。

『春より秋を選んだお寺です』で有名な紅葉のお寺です。東福寺は、京都駅にほど近い東山区にあり、臨済宗東福寺派の大本山です。

現在も25か寺の塔頭を有する大寺院です。東福寺の名前の由来は、奈良にある東大寺と興福寺から1文字ずつ取ってつけられました。

紅葉のお寺といわれる「東福寺」の歴史をみてみましょう。

東福寺の歴史

最大の寺院「東大寺」と盛大を極めた「興福寺」になぞらえるとの念願で1236年、摂政の九条道定が15メートルの大きな釈迦像を建立するために、1255年に19年を費やし創建されました。

宋で修行を終えた聖一国師を開山に仰ぎました。相次ぐ火災で大部分が焼失してます。そのたびに、再建され禅宗寺院としての寺観を整えました。

1881年の火災では釈迦像焼失しました。現在残っているのは、左手部分のみです。現存する本堂や方丈、庫裏などは、昭和に完成されたものです。

次に東福寺には、重要な文化財などの歴史的建造物などの見どころをみてみましょう。

 

禅寺の日本最古である三門(国宝)

五間三戸という造りの二重門で左右には山廊があります。1425年に、足利義持が再建した日本最古の禅寺の三門です。山門の2階には、釈迦如来・十六羅漢を安置しています。又壁画も書かれています。

 

日本最大の禅堂

南北42m・東西約22mあり、日本最大の禅堂ともいわれています。禅堂は、僧が修行する場であり、1347年に再建されたものです。

 

三名橋「偃月橋」「臥雲橋」「通天橋」

まずは、「偃月橋(えんげつきょう)」です。東福寺から龍吟院と即宗院に通じる渓谷・洗玉潤に架かる木造橋廊です。現存される偃月橋は、1603年に再建された重要文化財です。

次に「臥雲橋(がんうんきょう)」です。渓谷・洗玉潤に架かる木造橋廊で、一番西にあります。

最後に「通天橋」です。渓谷・洗玉潤に架かる木造廊下で26メートルあります。1961年に再建されました。

通天橋は、本堂と普門院、開山堂を結んでいます。他にお庭・愛染堂などたくさんの見どころがあります。

 

東福寺は紅葉が人気!

そして、東福寺といえばやっぱり紅葉です。東福寺の紅葉は、通天橋から見る紅葉がとても絶景です。深紅に染まった紅葉は圧巻です。

いろは紅葉はもみじ、とうかえでなど約2,000本の美しい紅葉で、散紅葉も美しいのです。通天教を通り、目にする紅葉は深紅の大海原です。

残念ですが、紅葉ピークの時期は通天橋からの撮影は禁止となっています。橋の下におり、渓谷から紅葉を見上げます。紅葉の中に入りこんでしまったのではないかと思うほどきれいです。

紅葉シーズン限定となりますが、境内には茶屋やお土産屋も出店されます。

 

東福寺は西郷隆盛にもゆかりのある場所

東福寺はせごどん(西郷隆盛)ともつながりがあります。東福寺の即衆院は西郷隆盛ゆかりのお寺といわれています。

即衆院で統幕の計画を練ったと伝えられ、境内には、西郷と月照上人が密談したとされる茶室「採薪亭」跡や、西郷隆盛がかいた「東征戦亡之碑」が建っています。
通常非公開ですが、特別公開もあるようです。

最後に、東福寺が春より秋を選んだ理由は、桜があると人がたくさんきて修行ができないからだといわれているそうです。秋を選んだ東福寺なのに紅葉の時期は、動くことすら大変なほど混んでいます。

もう、周辺で駐車場を探すのは困難です。けれど、それでもたくさんの人が東福寺を訪れます。東福寺は春をすててもすごかったということだと思います。

新緑の東福寺もとても素敵です。大寺院である東福寺を満喫するのは、新緑の時期もいいかもしれません。いつか見渡す限りの緑の中で東福寺の歴史に思いをはせてみたいものです。